咀嚼(そしゃく)とは食べものを噛み砕くことを言います。たくさん咀嚼することで顎の発達をもたらし、脳を活性化します。
嚥下とは、食物を口腔から胃まで運ぶ運動(のみこみ運動)のことです。食べ物を見てから、咀嚼して、嚥下する一連の動きを「摂食」と呼びます。
人間は、体重の2~3倍の力で噛んでいます。
その力に対応できるよう顎の骨が発達するには、子どもの時からたくさん咀嚼することが大切です。
たくさん咀嚼すれば、消化を助け、不正咬合や顎関節症を未然に防ぐことができます。
ご高齢になると、筋肉や感覚の衰え、だ液の分泌減少が急速に進んでしまい、咀嚼から嚥下が困難になってきます。
そのため、高齢者の多くが、誤嚥性(ごえんせい)肺炎になっております。
最近では嚥下の周知も進んできましたが、多くの方が摂食・嚥下のことを、より理解することが、誤嚥性肺炎などが防げることにつながると思っております。
当医院では、外来、訪問歯科ともに、噛み合わせ、飲み込みの不都合についても、ていねいに説明し、ケアさせて頂いております。
義歯の方にも、より楽しく食事をして頂きたい。そんな思いで口腔ケアアドバイスなどもさせて頂いております。
気になる点がございましたら、どなたもお気軽にご相談ください。